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<口蹄疫>せめて最高の餌を 処分前に「我が子への愛」「感染防止」交錯(毎日新聞)

 「わが子を死なせる思い」−−。宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、感染発生地から半径10キロ以内の移動制限区域の牛と豚計約14万5000頭に対するワクチン接種が25日、ほぼ終了した。感染拡大を遅らせ、ウイルスを封じ込めるのが目的だが、全頭殺処分が前提。苦渋のうちに接種を受け入れた畜産農家らには、癒やしがたい喪失感と、まん延阻止への切なる願いが交錯した。

 「感染を食い止めるためには悔しいが、同意せんといかんかった」。宮崎市内の搬出制限区域にある牛舎で約1500頭を飼う尾崎宗春さん(50)は北に約10キロ離れた別の牛舎で飼育する繁殖牛43頭がワクチン接種対象になり、目を赤くしてつらい胸の内を訴えた。

 高校卒業後、米国の牧場などで研修し、24歳で家業の畜産を継いだ。米国の大規模牧場を目の当たりにし「日本では量より質で勝負しなければ」と決意。よい子牛を産む母牛の育成に打ち込み、繁殖から肥育までの一貫経営を展開。26年間かけて作り上げた血統はブランド牛「尾崎牛」として全国に知られるようになった。

 今回の口蹄疫で19日に移動制限区域内の全頭処分が決定。24日、自分の3人の娘と同じ名前「なな」「ゆう」「さいこ」と命名し、手塩にかけて育てた牛たちへのワクチン接種を見守った。獣医師による接種の際、暴れないように涙をこらえて牛の頭を押さえた。

 いつ、殺処分されるのかは知らされていない。だが、毎朝夕、これまで通り値段の高い牧草を与えに牛舎に通う。「苦しい中、もったいない出費かもしれないが、最後まで一番いい餌を食べさせてやりたいのが『牛飼い』の思い」

 一方、川南町の移動制限区域で約900頭を飼育する養豚農家、甲斐利明さん(50)も25日朝、いつも通りバケツいっぱいの飼料を豚舎に運んで食べさせた。「豚が腹をすかせて泣くのがうるさいのではなく、かわいそうでしょうがない」。24日にワクチン接種を受けたが、殺処分の日まで餌をやり続けるという。

 「これまで豚に食わせてもらってきた。元気なうちはなるべく長く生きながらえさせてやりたい。でも先月から無収入で家族の生活も苦しい」

 長男と長女は県外の大学に通い、父親は病気で入院中。月20万円の飼料代を何カ月も負担し続ける余裕はない。「貯金を取り崩して何とかしのいでいるが、6月いっぱいが限界」。疲れ果てた声で話した。【中尾祐児、川上珠実】

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by lt8feb7xzd | 2010-05-26 23:38

<南海高野線>快速急行にはねられ高1女生徒が死亡…大阪(毎日新聞)

 13日午後3時55分ごろ、大阪府河内長野市木戸1の南海高野線千代田駅で、下りホームから線路内に下りて上りホームへ渡ろうとした女性2人のうち、1人が極楽橋発難波行きの快速急行(6両)にはねられ死亡した。1人がホームに上がり、もう1人がホームに手をかけたところだった。運転士は非常ブレーキをかけたが間に合わなかったという。府警河内長野署は、線路に下りて渡ろうとした理由など当時の状況を調べている。

 同署などによると、死亡したのは大阪府和泉市に住む高校1年、宮本愛美(まなみ)さん(15)。2人は駅近くの高校に通っていた。

 この駅は急行の通過駅で、東西2カ所に入り口があり、線路をまたぐ陸橋上に改札がある。高校などによると、2人は午後3時すぎ、同級生数人と下校。改札を通過し、いったん上りホームに行き、下りホームで友人らを見送るために線路内を渡った。友人らが乗車した後、上りホームに戻るため再び線路内を渡ろうとしたらしい。

 過去に生徒らが線路に下りたり、物を投げたりするなどのいたずらが相次いだため、数年前から同校の教諭が毎日、駅に見回りに行っていた。この日は、教諭が駅に到着したら事故が起きていたという。

 南海によると、午後8時現在で上下線53本が運休、87本が最大56分遅れ、約8万8000人に影響した。【林田七恵、牧野宏美】

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by lt8feb7xzd | 2010-05-17 19:41

放鳥トキ 最後の卵捨てる 別のペアの卵ふ化の可能性(毎日新聞)

 環境省は29日、新潟県佐渡市で放鳥され、ひな誕生が期待されていたトキのペアが卵1個を捨てたと発表した。このペアは温めていた3個の卵のうち、既に2個を捨てており、これで巣に卵は無くなった。捨てられた卵は無精卵か発育が止まった卵とみられる。

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 日本では野生下でひなが誕生したのは1976年にさかのぼる。このため、地元市民らが34年ぶりの2世誕生に期待を膨らませていた。しかし、別の1組が産卵しているとみられ、大型連休明けにもふ化する可能性が残されている。

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by lt8feb7xzd | 2010-05-06 11:38